人材紹介サービスのひとつである転職エージェントは、転職成功に向けてさまざまなサポートで求職者をフォローしています。登録したらまずは専任のコーディネーターとヒアリングを行います。希望条件やこれまでの経験などから最適な求人は何かをコーディネーターに相談しながら一緒に考えます。転職の場合、給料や福利厚生などの待遇面ばかりを重視する人がいますが、それでは転職は失敗してしまうでしょう。「自分が向いている職場はどこか」を明確に分かっていなければ、転職しても働きにくさを感じてしまうからです。しかし、コーディネーターは希望条件を踏まえつつ求職者が働きやすい職場を探し出してくれるため、ミスマッチを感じて転職を後悔することはほとんどありません。
コーディネーターはさまざまな経験を積み、他職種とのつながりもあるため、今後のキャリアに活かせる資格の種類や、資格取得後にどのような仕事に就けるのかなど、知りたい情報も詳しく教えてくれます。資格を取得すると給与もアップするため、未経験から介護業界に転職する場合は、資格取得は視野に入れておくようにしましょう。介護業界専門の転職エージェントの中には資格取得をバックアップしているところもあります。
求人情報でもある程度の情報を知ることはできますが、より詳しい内部の情報は分かりません。しかし、転職エージェントでは実際に転職した人から情報を集めているため、職場のリアルな雰囲気や具体的な仕事内容もよく知っています。その内容をあますことなく求職者に教えてくれるわけですが、内部情報を事前に知ることができるのは求職者にとって有利になります。応募する前に自分に合う・合わないが推測できます。
介護業界は年齢や経験を問わないため、40代以降でも転職可能です。しかし、書類選考で落とされる人が皆無なわけではありません。年齢や経験が足かせにならず、転職を成功させるためには履歴書などの応募書類や面接の態度がポイントになってきます。特に採用担当者が最初に目にする応募書類は重要です。採用担当者の興味をひく内容であることがベストですが、奇抜なものだとかえってマイナスの印象を与えてしまいます。コーディネーターは採用担当者の目に留まりやすい応募書類の書き方をアドバイスしてくれたり、内容を細かく添削してくれるので書類選考で落とされる確率が低くなります。
手厚いサポートが転職エージェントの特徴ですが、コーディネーターによって経験値や知識量が違います。経験不足だと内部の情報を詳しく知らなかったり、求職者に適切なアドバイスができなかったりするため、担当のコーディネーターのスキルに不安があるようなら違う人に替えてもらうとよいでしょう。